第53回プログラミング・シンポジウム 発表プログラムに戻る

1月7日 (土) 13:00-14:20 招待講演 「ハッカーと医療」

プロフィール

奥村 貴史 (おくむら たかし)
国立保健医療科学院
研究情報支援研究センター
特命上席主任研究官
WIDEプロジェクト Medical Crisis WGチェア

1998年3月 慶應義塾大学 大学院 前期博士課程 修了
2007年3月 国立旭川医科大学 卒業 / 医師免許取得
2007年4月 ピッツバーグ大学 計算機科学科 / 博士号取得
2007年4月 北海道社会事業協会富良野病院 臨床研修医
2009年4月 国立保健医療科学院 研究情報センター 情報評価室長 着任
2011年4月 同 研究情報支援研究センター 特命上席主任研究官

概要

社会の情報化に伴い、あらゆる分野において計算機の活用が進んでいる。 医療においても例外ではなく、診断、治療、健康保険、医学統計、基礎研究と、 さまざまな形で計算機が活用されて来た。しかしながら、 「電子カルテの普及が遅れている」、「病院間での情報共有が困難」、 「救急の搬送先決定に時間が掛かる」といった報道を目にすることは少なくなく、 情報系人材にとっても、 医療の情報化には多大な困難が伴うことが伺われて来たのではなかろうか。 本講演では、こうした医療の情報化の現状を概観すると共に、 ハッカーと医療との関わりについて整理し、 ハッカーが医療に果たしうる貢献について提言する。