菅沼直樹 (金沢大学)
概要:
近年自動運転自動車に大きな注目が集まっている.自動運転自動車では従来ドライバが行っていた認知判断操作を車載センサ,コンピュータ,アクチュエータにより代替するものである.これにより事故原因の大きな割合を占めるドライバの運転ミスに起因する事故が防止できる.また,公共交通機関として導入することでモビリティに関する諸問題の解決が可能となる可能性を秘めている本講演では,講演者がこれまでに開発してきた自動運転自動車の概要について述べ,国内の大学として初の試みとして実施中の市街地公道走行実証実験の概要とその成果について述べる.