(このページは、当時 http://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/spro2010/ で公開されていた 2010年夏のプログラミング・シンポジウムの情報を載せたものですが、元のページのデータが見つからなかったため、代わりに発表・参加募集メールの内容を当時の幹事団の許可を得て掲載するものです。当時のページのデータをお持ちの方はぜひお寄せください。)
情報処理学会
2010年夏のプログラミング・シンポジウム
* テーマ
みんなが使えるみんなのためのプログラミング
* 日時
2010 年9月1日(水) 13:00 ~9月3日(金) 12:00
* 会場
ホテルグリーンプラザ白馬(長野県・小谷村)
http://www.hgp.co.jp/inf/Z01/hgp/
* 定員
40名
* URL
http://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/spro2010/
[テーマと募集要項]
2010年夏のプログラミング・シンポジウムは,「みんなが使えるみんなのため
のプログラミング」というテーマで行います.プログラミングはそれ自体が楽
しいものですが,本来はプログラミングという行為そのものが目的というわけ
ではなく,何か有用なものを創り出そうという信念 (あるいは建前) があるは
ずです.しかし,自分以外の人,すなわち「みんな」にその有用性を納得して
もらうのは容易なことではありません.
「みんな」といっても,不特定多数に限らず,初学者「みんな」,同じ分野の
将来の研究者「みんな」,コンピュータを使い慣れていない人達「みんな」,
など,さまざまな対象が考えられます.
このような「みんな」に応じて変化する要求を満たし,「みんな」にプログラ
ミングの「有用性」を伝えるために,我々はどのようなプログラミングをして
きたでしょうか.どのようなプログラミングをしていくべきでしょうか.アプ
リケーションの見た目をとっつきやすいものにする,というだけではなく,イ
ンタフェースを使いやすく改善する,可用性・レスポンスタイム等の性能を向
上させる,ネットワーク上のどこからでも・どんな端末からでもアプリケーショ
ンにアクセスできるようにする,想定されるユーザ層の要求を詳細化し提供機
能を修正・追加する,プログラムの設計を見直す,公開してユーザの反応を得
る,などなど,プログラムのすべての段階において意識され,改善されること
によって「使える」「納得される」プログラムが得られるのだと考えます.
今年の夏のシンポジウムでは,プログラミングの有用性を大きなテーマとして,
自己満足では終わらないプログラムとプログラミングに関する話題を募集しま
す.
[具体的な発表例]
- 公開したらこんなにユーザが付いたアプリケーション
- 自己満足に陥らない「オレ言語」
- 魅せるデモのための入力例の効率的な発見
- 違うバックグラウンドを持つ人にプログラミングの有用性を語る方法
- 他のプログラマを楽しませるプログラミング
- 自分が楽になるために書いたプログラムが他人の役に立った事例
- ユーザ層に合わせて同じプログラムをこう変えて行った
- ユーザによるカスタマイズが可能なプログラミング環境
- 他人による再利用性を意識したコーディング技法
- 作ってみたが自分でも使わなかったお蔵入りシステム
[重要な日程]
* 発表申込み締切: 6月25日(金)24:00 (延長しました)
* プログラム公開: 7月 2日(金)
* 参加申込み締切: 7月30日(金)
* シンポジウム: 9月 1日(水)~9月3日(金)
* 報告原稿締切: 10月末(予定)
[発表申し込み]
発表を希望される方は、以下の項目を記入したメールを
spro2010-submit@logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp
宛にお送りください。
* 連絡先氏名(フリガナ)
* 連絡先メールアドレス
* 所属先(勤務先)
* 連絡先電話番号
* 発表タイトル
* 発表者(所属)
* 概要(200字程度)
[参加費]
区分 合計 宿泊食費 会議参加費
一般会員 30,000円 20,000円 10,000円
一般非会員 40,000円 20,000円 20,000円
学生会員 22,000円 20,000円 2,000円
学生非会員 27,000円 20,000円 7,000円
夜の懇親会費は現地にて別途徴収
[問い合わせ先]
spro2010-query@logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp
[幹事]
* 山口文彦
* 岩崎英哉
* 丸山一貴
* 三輪誠
* 横山大作
情報処理学会
2010年夏のプログラミング・シンポジウム
* テーマ
みんなが使えるみんなのためのプログラミング
* 日時
2010 年9月1日(水) 13:30 ~9月3日(金) 11:10
* 会場
ホテルグリーンプラザ白馬(長野県・小谷村)
http://www.hgp.co.jp/inf/Z01/hgp/
* 定員
40名
* URL
http://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/spro2010/
[テーマ]
2010年夏のプログラミング・シンポジウムは,「みんなが使えるみんなのため
のプログラミング」というテーマで行います.プログラミングはそれ自体が楽
しいものですが,本来はプログラミングという行為そのものが目的というわけ
ではなく,何か有用なものを創り出そうという信念 (あるいは建前) があるは
ずです.しかし,自分以外の人,すなわち「みんな」にその有用性を納得して
もらうのは容易なことではありません.
「みんな」といっても,不特定多数に限らず,初学者「みんな」,同じ分野の
将来の研究者「みんな」,コンピュータを使い慣れていない人達「みんな」,
など,さまざまな対象が考えられます.
このような「みんな」に応じて変化する要求を満たし,「みんな」にプログラ
ミングの「有用性」を伝えるために,我々はどのようなプログラミングをして
きたでしょうか.どのようなプログラミングをしていくべきでしょうか.アプ
リケーションの見た目をとっつきやすいものにする,というだけではなく,イ
ンタフェースを使いやすく改善する,可用性・レスポンスタイム等の性能を向
上させる,ネットワーク上のどこからでも・どんな端末からでもアプリケーショ
ンにアクセスできるようにする,想定されるユーザ層の要求を詳細化し提供機
能を修正・追加する,プログラムの設計を見直す,公開してユーザの反応を得
る,などなど,プログラムのすべての段階において意識され,改善されること
によって「使える」「納得される」プログラムが得られるのだと考えます.
今年の夏のシンポジウムでは,プログラミングの有用性を大きなテーマとして,
自己満足では終わらないプログラムとプログラミングについて議論したいと考
えています.
[重要な日程]
* 参加申込み締切: 7月30日(金)
* 参加申込みキャンセル期限: 8月13日(金)
* シンポジウム: 9月 1日(水)~9月3日(金)
* 報告原稿締切: 10月末(予定)
[プログラム]
9月1日(水)
13:45-13:50 オープニング
13:50-15:10 セッション 1: 2件
- フィジカルコンピューティングへのモチベーションを向上させるブレッド
ボード HMMBBの提案
宮下 芳明 (明治大学)
- SMLによるゲーム木探索の演習のためのソフトウェア
山口 文彦,榎本 進 (東京理科大学)
15:10-15:30 休憩
15:30-17:30 セッション 2: 3件
- 視覚的コンテキストによる検索結果提示
丸山 一貴 (東京大学),井桁 正人,寺田 実 (電気通信大学)
- 文字入力の効率化なるか?---その方法、インタフェース、アーキテクチャの
提案
大座畑 重光 (マッキンテリジェンス(株))
- 表計算ソフト上での複素行列応用のためのプログラミング
伊集院 八郎 (近大産業理工)
18:00-20:00 夕食
20:00- 夜のセッション
9月2日(木)
9:00-10:20 セッション 3: 2件
- 料理プログラミングの為の枠組みについて
吉川 祐輔 (明治大学), 宮下 芳明 (明治大学)
- 外国語作文として見るプログラミング言語
島田 静雄 (中日本建設コンサルタント)
10:20-10:40 休憩
10:40-12:00 セッション 4: 2件
- クラウド環境におけるコーディング手法の提案
中山 心太 (日本電信電話株式会社 情報流通プラットフォーム研究所)
- クラウドアプリケーションとしてのコンピュータ将棋プレイヤ「激指」
横山 大作 (東京大学)
12:00-14:00 昼食
14:00-16:00 セッション 5: 3件
- 表計算ソフト上での数式応用のためのプログラミング
城 歩, 伊集院 八郎 (近大産業理工)
- 自然言語処理におけるアノテーション環境XConc Suite
三輪 誠 (東京大学)
- 連想オートマトン
西岡 真吾 (国立情報学研究所)
16:10-16:30 休憩
16:30-17:50 セッション 6: 2件
- プロトタイピングとリリース
川中 真耶 (東京大学)
- オブジェクトとプロトタイピングとライブネス
脇田 建 (東京工業大学大学院)
18:00-20:00 夕食
20:00- 夜のセッション
9月3日(金)
9:00-11:00 セッション 7: 3件
- HMMMML2:モチベーション向上の為のコンパイラ
中橋 雅弘 (明治大学), 宮下 芳明 (明治大学)
- 文脈によるプログラミング言語処理系
森下 敦司 (株式会社NTTデータ P&F事業推進部 技術戦略推進部)
- 人流シミュレーションのためのプログラミング
副田 俊介,山下 倫央,大西 正輝,野田 五十樹 (産業技術総合研究所)
11:00-11:10 クロージング
[参加申込み]
発表を希望される方は、以下の URL の参加申込みフォームからお申込み下さい.
http://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/spro2010/attend/
[参加費]
区分 合計 宿泊食費 会議参加費
一般会員 30,000円 20,000円 10,000円
一般非会員 40,000円 20,000円 20,000円
学生会員 22,000円 20,000円 2,000円
学生非会員 27,000円 20,000円 7,000円
夜の懇親会費は現地にて別途徴収
[アクセス]
会場への交通機関については,次の URL をご参照下さい.
http://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/spro2010/?%B8%F2%C4%CC%BE%F0%CA%F3
[問い合わせ先]
spro2010-query@logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp
[幹事]
* 山口文彦
* 岩崎英哉
* 丸山一貴
* 三輪誠
* 横山大作