「第63回 プログラミング・シンポジウム」 発表・論文募集のご案内

プログラミング・シンポジウムは通常のシンポジウムとは異なり,自由な雰囲気の中で,計算機の無限の可能性を開拓していく「夢のシンポジウム」を目指したものです.1960年に第1回目が開催されて以来,これまでに将来を展望したプログラミング技術などに関して,毎年活発な討論が行われ,その中から数多くの斬新なアイディアが生まれてきました.

  1. 学術論文発表の場であると同時に,多方面の人々の共通の討論の場であり,意見交換の場であると考えています.論文発表およびポスターに加え,デモンストレーションの場所を提供し,自由討論の場を提供します.
  2. 情報処理の発展のために,学生や若手技術者・研究者の方々を含む多数の人々が参加され,活発に発言されることを期待します.

本シンポジウムの趣旨から,「情報処理分野に強い関心を持ち,シンポジウムにおいて有益な形で討議に参加しようという意欲のある方」に是非ご参加いただきたいと思います.


1. 開催趣旨および対象領域

学術論文発表の場であると同時に,多方面の人々の共通の討論の場であり,意見交換の場であると考えています.研究としては未完成であっても将来に影響を与えるような話題を歓迎します.例えば,次のようなテーマでの発表を募集します(これらに限るものではありません).

  • プログラムの処理の仕方,考え方の提案
    • 例: 新しい考え方に基づくプログラミング手法,プログラミングの成功談・失敗談
  • プログラミング言語の設計と実装および応用
    • 例: 適用分野に特化したプログラミング言語,メモリ管理などの実行時システム
  • プログラム処理の効率化技法
    • 例: コンパイラにおける高速化技法,モバイル端末のための低消費電力化
  • プログラミングフレームワークの設計と実装および応用
    • 例: 分散処理のためのフレームワーク,機械学習のためのフレームワーク
  • プログラミングの応用
    • 例: 企業におけるプログラミング,分野を横断したプログラミング
  • プログラミングの教育
    • 例: 小・中・高向けのプログラミング教育,プログラミングの楽しさ・面白さを伝える方法
  • プログラムの理論
    • 例: プログラムの正しさを保証するための理論,プログラム検証系の応用

加えて,ポスター発表およびデモンストレーション,自由討論などの場を提供できるよう検討中です.

2. 開催日時・会場

日時:
2022年1月7日(金) ~ 8日(土) (発表申し込みの数などを考慮して 9日(日) までとする可能性あり)
会場:
オンライン開催

3. 発表申込に関するスケジュール

一般講演・口頭発表・ポスター発表申込受付:
2021年09月06日 (月) ~ 10月15日 (金)
発表申込締切:
2021年10月15日 (金) (延長しました!)
採否通知:
2021年10月22日 (金)
コメントフィードバックを希望する論文の提出締切 (詳しくは 6. を参照):
2021年11月09日 (火)
コメントフィードバック (希望者のみ):
2021年11月16日 (火)
論文の提出締切:
2021年11月30日 (火)

4. 申込区分について

下記の3つの区分を予定しております.

  • 一般講演
    • 会期中のセッションで,40分 (発表25分+質疑15分) 程度の口頭発表を行っていただきます.
      • 6~16ページの論文を提出してください.
    • 第一著者が学生の場合,コメントフィードバックを希望できます.詳しくは下記の「コメントフィードバック」をご参照ください.
  • 口頭発表セッション
    • 前回のシンポジウムで試験的に導入した「口頭発表セッション」の発表を,今回も募集します.企業の方など,論文という形式にあまり慣れていない方向けのセッションです.
      • 学術的な新規性や有用性の議論といった内容には限定せず,業務を通して得られた新しい知見の共有や,学術的な知見のある人と議論してみたいテーマの提起など,幅広く募集します.
      • 構想段階のものや研究途上の議論も歓迎します.
      • 口頭発表セッションの趣旨については第63回のトップページをご覧ください.
    • 25分(発表15分+質疑10分),または40分(発表25分+質疑15分)の口頭発表を行っていただきます.
    • 論文の提出は必須ではありません.
    • 任意で2~4ページ程度の論文を提出していただくこともできます.
    • さらにこの機会に論文という形式に慣れてみたい方は,下記の「コメントフィードバック」を希望していただくこともできます.(学生の機会を優先するため,幹事団の手が回らないときはお断りする可能性もございます.)
  • ポスター発表
    • 会期中に,全体で1時間程度のポスター発表の時間を設けます.
    • 事前に資料をアップロードしていただき,会期中のポスター発表の時間に発表を行っていただく予定です.
    • 2~4ページ程度の論文を提出してください.

5. 申込と論文執筆について

  • 一般講演,口頭発表セッション,ポスター発表のいずれも受付期間内にタイトルと400文字程度の概要を発表申込Webページからお申し込みください.
    • 発表申込受付後のタイトル・著者名・著者順の変更は御遠慮ください.
    • 幹事会において題目と概要を基に採録検討を行い,採録の可否を決定します.
    • 論文の提出はPDF形式でお願いします.
    • タイトル・概要・予稿集に掲載される論文はWebでの公開を予定しております.
  • 論文の提出は PDF 形式でお願いします.
  • 発表資料やリンク情報等の参考資料についても,希望に応じて掲載できる方法を検討しています.
  • 論文提出の際に著作権譲渡の手続きをお願いします.
  • その他論文執筆に関する詳細は採否通知時にお知らせいたします.
  • 参加費は学生無料,一般会員4000円,一般非会員7000円を予定しています.

6. コメントフィードバックについて

プログラミング・シンポジウムでの議論をよりよいものにしていただくため,また,研究の将来的な大きな発展を応援するための仕組みが,論文に対する「コメントフィードバック」です.この仕組みでは,締切より約3週間早く論文を提出していただいて,1週間程度を目安として論文をより良くするためのコメントをお返しします.締切までの残り2週間を使って,コメントを基に論文をより良く修正していただけます.

  • 査読ではありません.あくまで,論文を良くしていただくためのコメントです.
    • コメントフィードバックは第一著者が学生の論文と,口頭発表セッションの発表のみ対象とします.
    • 希望される場合には,申込時に希望の旨を登録してください.

7. 山内奨励賞について

特に優秀であると認められた発表に対して山内奨励賞が与えられます.

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