2018年 夏のプログラミングシンポジウム 募集要項
「プログラミングとオートマトン」
趣意書
情報処理の揺籃期から長足の発展を遂げた各種の処理装置の殆どはブラッ
クボックス化し, 今ではそれらの動作原理を理解するのが著しく困難にな
りつつある. IT社会を支える情報処理の基盤としての計算機やネットワー
クの基本動作原理を感動を持って身につけるには, 組み込まれたルールに
従い, 対話的に反応してくれる装置のあるのが望ましい. 日本科学未来館
にある巨大なインターネットの物理モデルはそういう装置の代表である.
今年の夏のプログラミングシンポジウムでは
●チューリングマシン
●スタックマシン
●中央処理装置
●クリティカルセクション
●ネットワークプロトコル
などの基本機構を実装し, 計算機の動作が理解し易いハードウェアや,
IoTの代表の
●ロボカップサッカー
●ESP-WROOMミニ四駆
●IT家電
●スマートスピーカ
などのプログラムを持ち寄り,その出来栄えを賞し, その効果を論じるこ
とを目的とする.
3Dプリンタやレーザカッターが普及し,ロボコンの技術も進歩しているので,
例えば以下のようなものは作れないだろうか. プロシンなので, たとえ未完成
でも熱い議論を引き出すものも歓迎する.
●消えるボールペンを使うテューリングマシン
2状態3記号の機械を実行出来るのではないか.
●PDP-8制御パネルのシミュレータ
プログラムのステップ実行をやってみる.
●機械式論理演算装置
Zuseの金属板スリットの論理演算を追試する.
●リレーによる二進加算回路
スイッチとLEDの回路を組み二進法の加算減算を実現する.
●ライフゲームなどセルオートマトンの実装
20×20程度の世界でグライダーガンを走らせる.
●ルービックキューブを解くロボット
ロボットに与えられたるルービックキューブの各面を揃えさせる
●RISCの動作理解
初期のRISCであるMIPSの動作を説明する装置を作る.
●Raspberry PiのGPIOの超絶技巧
奇想天外なIoTの実例を構成する.
日時
2018年8月27日(月)13時〜29日(水)12時
場所
かんぽの宿 諏訪 https://www.kanponoyado.japanpost.jp/suwa/
プログラム
参加費
情報処理学会会員 非会員
一般 32,000円 35,000円
学生 25,000円 28,000円
●会場では会費を受け取りません. 参加申込後に支払方法を連絡しますの
で, 事前にお支払いください.
●会費には参加費・宿泊費・食費・消費税を含みます. 宿泊なしの参加は
受け付けていません.
●宿泊は3名程度の相部屋となります. 部屋割りは学会にお任せください.
●非会員の方(とくに学生)は, この機会に情報処理学会に入会されること
をお勧めします. 学生会員の年会費は4,800円です.
http://www.ipsj.or.jp/nyukai.html
発表申込み(締め切りました)
2018年6月30日(土)7月10日(火)(延長しました!)までに以下の
Google Formから発表申込みをしてください.
また参加申込みも行ってください.
https://goo.gl/forms/AnxaBc17H58Jcmzs2
申込多数の場合は幹事団により調整させて頂きます. (テーマのバランス
等も考慮させて頂きます.)
なお,今回の会場では特に無線LAN等のインターネット接続の提供は
ありません.インターネット接続が必要なご発表の場合は,モバイル
ルータ等ご自身でご用意をお願いします.
参加申込み(締め切りました)
2018年7月31日(火)までに以下のgoogle formから参加申込みをしてくださ
い.
https://goo.gl/forms/KybSxms0n5KB7qpi2
論文について
夏のプログラミング・シンポジウムはポストプロシーディング方式を採っ
ています. シンポジウム当日は発表のみを行い, 後日論文を執筆・提出い
ただいて報告集としてまとめます. 報告集は, 第60回プログラミング・シ
ンポジウム(2019年1月)の予稿集と一緒に発行します.
●論文のページ数は, 6〜12ページ程度としてください.
●論文には, 当日の質疑も含めてください.
●論文の提出はPDF形式でお願いします.
●論文集に掲載される論文はWebでの公開を予定しております.
●論文提出の際に情報処理学会へ著作権譲渡の手続きをお願いします.
●論文等の著作権は情報処理学会における著作権の取り扱いに準じます.
●締切: 2018年11月25日(日)
幹事
小出洋 (九州大学)
田中二郎 (インターフェイス)
松崎公紀 (高知工科大学)
和田英一 (IIJ)